紫陽花 ニ

たとえばあなたは紫陽花の立ち尽くすまま枯れる色彩

真円を描くように君は眠るのだ。わたしのことばなど届きはしない

あなたにはわからない夜がくるなきながら髪にうずまる夜の浸潤

雨に重なる肌の色冷たく醒めて呟きはいまだけいまだけせめていまだけ

この紅はあなたのために引くルージュ溶けてしまって残滓となりぬ

わたくしはここにおりますわたくしは夜半に目覚むる呟きのごと

むかしがたりの姫君の長き黒髪ひぃやりと鏡を埋めみちびく黄泉か

月の出もわするるほどにいだきあふそれでもそれでも夜は明けぬる

ヒリヒリ剥がす月光の記憶にきみの声の揺らめき ゆらぁりゆらり

かへし

きみゆへにながるるものの一雫きみののぞみのうちになりぬる

新しきひかりのはじまりひたひたと死はめぐりくる抱きあうとも

あの花の咲きそむ時のひいやりとわたしのなかのわたしがゆれる

愛といふことばもなくてひたしたることばのひとつひみつのひとつ

ドン・キホーテ

テリー・ギリアムのドン・キホーテ。
見てきました。現実と過去と幻想が入り乱れテリー・ギリアムらしい絢爛たる物語でしたアダム・ドライバーは『パターソン』が好きでしたが、、、これも素敵でした。いい役者さんですね。


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今年も終わりますね

今年最後の月夜です。
今年もみなさま ありがとうございました。
来年も宜しくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。

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しあわせであれしあわせであれとふ神はいつしかわたくしに遠くあるのだ

金木犀

久しぶりの晴天のもと金木犀が香る。
今年は花期が長いみたい。

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中秋の名月

ずっと曇り日だったので、お月さま見られないかなと、寂しく思っていましたが、
美しい姿を見せてくれました。下方の雲も美しいです。

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日傘

   幼少時から大学生の頃まで夏は麦藁帽子と決まっていた。ほぼ毎年のように黒いリボンや白いリボン、レースのリボンがついた麦藁帽子を買ってもらったり、自分で買ったりしていたのだった。

    母は日傘を使っていた。母の日傘は細かな花が青灰色の地に散らされているもので、桐の柄であった。その日傘が夏の日差しを遮り陰に隠れて顔は仄かに見える。そんな秘密めいた日傘に私は憧れていた。

   二十歳を過ぎた頃麦藁帽子が子どもっぽく思うようになり、日傘が欲しくなって、母に日傘が欲しいんだけど、というと母は、くく、と笑って日傘はね三十過ぎた人が使うものよ、それまでは帽子なの。というのであった。

    三十歳の夏、銀座中を探しまわって、ついに一本の白いレースの傘を見つけた。

    純白の所々カットされた美しいレース。

その傘をさす時には風が額の上におこり涼やかに陰を含むような気がしたものだった。

   あの、白い日傘…

    もう何十年も前の…


    あの傘は今でも押入れの中の思い出の品の中で風を含んでしまわれている。

    

まだ雨は降らぬゆえうちがわにながれるものの色彩の赫き雫のそのままにして

ステージ101

今日台風が迫り来る中、川口のNHKアーカイブスで行われた『発掘公開!ALLファン祭り ステージ101 スペシャル上映会』に行ってきました。
ステージ101は1970年〜1974年までNHKで放送されていた番組でした。
視聴者や、関係者が保存してあった映像が提供されて、この上映会が催されたのでした。
私はこの番組が大好きでほとんど全回見ていたと思うのですが、やっぱりさまざま忘れていました。映像を見ていて、ホントに多くの忘れていたことが蘇ってきて…
最後この上映会に駆けつけて来てくれた101のメンバーと『涙をこえて』を歌った時は歌い始めると涙が出てきてしまって歌えないくらいでした。
歌って素晴らしい!
中学生だった頃には確かに未来は果てしなく広がっていたはずなのに。
もう、明日はないのもしれない。なんておもったり。取り返しのつかない日々を苦く思い出したり。
そんな一日でした。

涙をこえて

作詞:かぜ耕士
作曲:中村八大
心のなかで あしたがあかるくひかる
かげりを知らぬ 若い心の中で

この世で たった一度めぐりあえる
あした それを信じて

涙をこえてゆこう なくした過去になくよりは
涙をこえてゆこう 輝くあした見つめて

あしたに続く あしたもあかるいでしょう
こんなに胸がはずむ ふくれた夢で

なにかが心さそう たのしいことが
あした きっとありそう

涙をこえてゆこう なくした過去になくよりは
涙をこえてゆこう 輝くあした見つめて

ラ ラララ ラララ ラララ
ララララ ラララ ラララララ

涙をこえてゆこう
輝くあした見つめて ah...

ラ ラララ ララララララ ah...