綻びもその繋がりのその先の底のなき儘ひたすら結ぶ

平和を

文京区役所のライトアップ。
ウクライナに平和を。というより世界に平和を。ですけれど。

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雨の夢を見たことがない坂道をかけおりてゆく君の背を垣間見た日も
空は鈍色

おみなであるゆえにわれはメデューサとなる石より強く水より深く

死なぬため口ずさむうた白秋に貫之修司ひかりふりつむ

死にたしと思ふされど夜はわたくしによりそふのかそっときこへる月の回転

もう若い言葉はつかえないあいうえおいろはにほへとちりぬるを 時を

花びらは降るために雪は覆うために雨は満ちるために愛は散りゆくために ただ。

呼びかわすひとりのよるのみなそこにひそりと泳ぐ金魚のひとみ

コピペして死にたい死にたい死にたい死にたいいくつ重ねて薄まるものかわ

2021

あけましておめでとうございます。

2021初投稿は凍ったPerrierです。

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アイデンティティといふならばひらひらこの葉の東京にわたしのゆらぐものの気配よ

だぁぁぁれもわたしをあいしてくてないとおもう夜月は檸檬の形を宿す


けふはなんやうびはらはらはらはらきえてゆくわたしのなかの君のくわんかく

紫陽花 ニ

たとえばあなたは紫陽花の立ち尽くすまま枯れる色彩

真円を描くように君は眠るのだ。わたしのことばなど届きはしない

あなたにはわからない夜がくるなきながら髪にうずまる夜の浸潤

雨に重なる肌の色冷たく醒めて呟きはいまだけいまだけせめていまだけ

この紅はあなたのために引くルージュ溶けてしまって残滓となりぬ

わたくしはここにおりますわたくしは夜半に目覚むる呟きのごと

むかしがたりの姫君の長き黒髪ひぃやりと鏡を埋めみちびく黄泉か

月の出もわするるほどにいだきあふそれでもそれでも夜は明けぬる

ヒリヒリ剥がす月光の記憶にきみの声の揺らめき ゆらぁりゆらり

かへし

きみゆへにながるるものの一雫きみののぞみのうちになりぬる

新しきひかりのはじまりひたひたと死はめぐりくる抱きあうとも